合奏指導 (6回目)

・かなりまとまってきた。これからは、今まで指示してきた内容の、精度を上げる練習

・一部分を抜き出して練習した時の方が揃っている。
 ⇒ 集中力が課題。通すと熱くなって、ピッチも縦もずれてしまう
   3回通しても集中力が途切れないこと

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基礎

F-dur 7拍伸ばし(ロングトーン)+1拍休み
・最初から合わせる

タンギング 四分音符 7拍+1拍休み
・立ち上がりをクリアに。
  鳴りが早い楽器(Tp、Fl)に合わせる

・切り方も合わせる。一人だけ残らないように。
  みんなで一緒に出て、一緒に切る

・息を入れるタイミングを合わせるのではなく、響きの立ち上がりを合わせる
  
・TpをTu、Tbの後ろに配置 ⇒ 立ち上がりが変わる
  合わせる意識だけでも、すぐに良くなる。合わせる意識を強く持つ。

・Tamb ロール四分で管に合わせる。立ち上がりを合わせる練習。


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自由曲

・2拍目を合わせる。(メトロノームで裏拍を鳴らして練習)
  音楽的には、裏を感じる音楽。(頭ではなく)。軽やかな感じが出る。
  
メトロノームに合わせるとブレーキがかかるように感じるところは、自分の都合で走っているところ。

・場所によってテンポが変わると、軽やかに聞こえない
  メトロノームと合わせて癖を見つけて、楽譜に「走らない」と書いておくこと。

[3]~

Timp 頭をもっと精密に。
  出だし遅れないように。
  1小節目をdim。
  crescしても冷静に。走らない。テンポキープ

・映画「うた魂」みたいに、殻を破って!
  ノリのよさが欲しい
  
・SD pになってから遅れないように
  イーブンに。後ろが遅れ気味。
  表情も大事。喜びに満ちた感じ。

・SD ロールできる楽しみを感じて
  ロールの数も決めて。腕の見せ所。

・Tri ロールの数を決めて、拍に合わせる

・Marimba ちょっと早い

([3]~ 八分音符だけを吹く練習)

・Tb スライド早くして、コンパクトに

・Sax 指を変えるのが遅い

(倍テンポで練習。音と音の間で指を変える練習)
・ゆっくりでも走らない

・さらうときは、実際のテンポの倍のテンポで、完璧に吹けるようにする。
  ちょっとだけ遅くするよりも、良い練習になる
  ⇒ さらに3割アップまで練習。

[13]の直前の木管の八分が走る。

([3]~ 八分音符以外だけで)
・伸ばしの人の密度が薄い
  細かいビートを感じないと、スピード感が無くなる。

・四分音符の人が走る。ビートを感じて
  2小節目の四分音符も走る

・[4] で伸ばしが続く人のスピード感が遅い
  小節の頭を、細かい音のスピード感で。「ここしかない」タイミングで入る。
  髪の毛一本分しか正しい所は無い。

・[7]の2小節前 四分音符が走る

・[4] Tp 4小節目、5小節目、遅れない

※緻密な感じが欲しい。時計のような緻密さ。千分の一秒まで計測できる緻密さで。
  緻密さに対する思いが欲しい

([3]~ 全員)
・緻密に (3回ほど、繰り返し)

([3]~ テンポを早くして練習。2回繰り返して)
・早くなっても緻密に(このくらいの速さの音楽はある)
  勢いで行かない。遅れない。

・早くやって、音が鳴らなかったところは、普通のテンポでも出来ないところ。
  チェックして、練習しておく

([3]~ 普通の店舗に戻して)
・合わせる余裕ができる。
  ⇒ 意識の問題。

・倍のテンポでしっかりさらう。音の間で指を変える
・3割アップで、速いテンポに慣れる
  ⇒ ※メトロノームが必須。

・少しメトロノームに合わせるだけで、かなり整理された
  ⇒ 個人でやれば、もっと密度の良い練習ができる

・他の高校もみんな同じように頑張っている
  どれだけ踏み込めるか。

・[4] Tp 3rd
  色をつけないように。
  コルネットの音色で。まろやかな音色。

・「自分はやれる」と信じることが大事。

・[5] Fl、Picc、Ob、Es Cl mf大きめに

・[5] 4小節目 Sax 切り方合わせる

・[6] mp しっかり落とす

・[7] 2小節目の四分音符、しっかり合わせる
  八分音符 mpにしても、緻密さが無くならないように。

([13]~ 伴奏パート)
・伸ばし 頭合わせる
  スラーが切れている所で、フレーズ感を出す
  ストリートオルガンのような、ワクワク感を出したい。

・伸ばし 頭を出して、伸ばしは少し抜く

・4小節間 少しcrescで、ワクワク感を出す
  顔つき的にも、ワクワク感を!

・今までの緻密さとの落差をもっと出したい
  メリーゴーランドに始めて乗った子供のように
  短い時間しかないが、幸せな世界を描きたい

・Hr espr をもっと美味しく
  esprは、最初の二分音符が大事。
  最初にエネルギーを溜めて、上の音は溢れちゃった感じで。

・[14]からpに落とす
  うきうき感は残すが、少し抑える感じが欲しい

・四分音符(後打ち)
  2拍目の四分音符に重きを置く。
  3拍目はエレガントに。フワッと飛ばす
  上の音は、後ろ向きに飛ばす。
  2拍目 遅れないように。

・貴族のスカートが「ふわっ」なる感じ

・Tambの立ち上がりをすっきり
  最初はアクセント気味に。勢いが欲しい。

・[13] 7小節目の3連 エレガントに
  ツブが揃って聞こえるように。

([13] メロディー)
・キラキラしたワクワク感を!

・[14]からmfに落とす
  [14]は思い出みたいに。エコー。

・1小節目、3小節目の四分音符の吹き方。
  頭のタンギングが強すぎないように。

・5小節目 八分の歌いこみ方。
  テヌート気味に。
  Hrのesprに負けないくらい歌いこむ。
  キツくではなく、少し重いイメージ。
  その後も、おろそかにしない

・[14] 5小節目 cresc しっかりかける
  上の音に向かって、しっかりcresc

・[14] 1小節前 crescの先を、少し抑え目に

・[14] 8小節目 Saxは、前の音量に合わせて

※[13]の転換を、もっと急激に変える。
  顔つきから変える。

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Hym to the Great City

・ゆっくりな時も、早いビートを感じて。
  精度が出ていない。
  タイミングがずれると、音の濁りになる。
  音の変わるタイミング、ピッタリと合わせる。

・伸ばしの行き先が行方不明にならないように
  音が膨らむのか、静まるのか など

([35]~ メロディ以外)
・音の変わり目を、もっと精度よく
  ビートの裏を感じる。
  音楽がゆっくりでも、その中で緻密に。
  早い部分([3]など)と同じ精度で。

  ⇒ 縦が合ってくると、音も澄んでくる。

・前の曲の弾けたイメージを一気に変える。
  表情も変えて。
  冷静に、細かいビートで精度を上げて。

・伸ばしの一番最初からピッチを合わせる
  パートの中では、トップに合わせる
  入ってから、音を揺らさない。 ⇒ 音の濁りにつながる

・最初の低音 ピッチを合わせて

・Bass Cl 伸ばしの音が残りすぎ。少し抜く。

・Picc ピッチは、Flの倍音を聞いて、その中に入り込むように

・[35]3拍目から入る人、前に鳴っている響きに入るように。飛び出さない。

・6小節目の切り方を合わせる

・ゆっくりな曲ほど、ごまかしが効かない。難しい。
  速い曲以上に、細かくビートを刻んで、高い精度を保つ。
  一人でも、ゆるいビートで刻んでしまうと、ずれて音の濁りにつながる。
  楽器ごとの都合で、早くなったり遅くなったりしがち。でも、起きないように丁寧に。

※こういう曲ほど、基礎力が試される
  集中力を持って取り組む。

([35] 3小節目~ メロディ)
・6小節目 3拍目の音の処理を合わせる

アウフタクトの入りが遅れる
  少し前めに感じる。前に行きたくてしょうがない、でも、テンポキープする感じ。

・もっと表現する
  顔つきも変わるくらい

・伴奏系は、メロディに付けるつもり。
  でも、冷静に。

・[35] 6小節目から入るメロディの人、熱くなりすぎない。(まだp)

・[35] 6小節目から、ガクッと落とす ⇒ crescを効果的に聞かせる

・しっかりと「想い」を込める
  でも、冷静さを忘れない。
  二分音符が遅れることがある
  アウフタクトは前目
  
([37] 三連符)
・[37] 三連符 涙ちょちょ切れるくらい、想いを込めて
  前に、前に、感じる。
  3拍目の頭をつかまえる。音楽的にもここが頂点。寄せては帰る波のように。

・[37]4小節目に音が下がるが、息を入れて勢いを保つ

・そのイメージで、少し音量を落とす

・[38] Sax遅れない
  勢いで前に進むイメージで。
  3拍目を勢いを持って前に通過するイメージ。

・[38] 3小節目 3拍目がタイ。決める音が無い
  ⇒ そのエネルギーを感じる。音を出したい感覚を表現する

・[38] 1小節目 上がった音のピッチ

([37]~ 全音符の伸ばし)
・[37]からの全音符(伸ばし)
  mp
  音の変わり目、特に正確に。裏の三連と干渉しないように。
  ブレスを取る人は、次の頭がずれないように。(前の音の終わりを少しごまかしてでも、頭を合わせる)

・[37]低音の人たち
  少しだけアクセント気味に。

・[38] 前のmpと差を出して、mfを聞かせる
  
([38]~ 打楽器)
・2小節目 頭を合わせる

Timp 2小節目~ もう少し大きく。硬めの音で
  ロールを均等に鳴らして、3拍目の頭をピタッと合わせる。(三連の動きと合わせる)
  少しクレッシェンド。

・Cym クレッシェンドを早めにかけて、最後はもっと大きく
  
・[39] 直前のTimpのcresc もっと強烈に。

・[39] SD 八分をしっかり決める

・最後3小節 下降音形なので、かなりcrescしないと音量が落ちて聞こえる。

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Dancing Scene

([21] 後打ちでメトロノームを鳴らしてTutti。 音量をmfにして、縦を揃える練習から)

・後打ちメトロノームでも合うようにならないと、実際にも合わない。

メトロノームよりも早くなるところ、遅くなるところをチェックして、【楽譜に書いて】意識する。
  自分がブレーキをかけられている気がする場合は、走っている。
  
・[23] 5小節目 2拍目のスタッカートを離して、裏拍にはめる。

・[29] 八分の動き。
   最初、遅れない。
   ブレスの後、特に遅れない。